山本美希『Sunny Sunny Ann!』 [おすすめ]
筆不精ならぬ、ブログ不精なために、
頭の中ではブログで薦めているつもりでも
結局実際にブログで薦めていないままな本を一つ。
山本美希の『Sunny Sunny Ann!』です。
私は、多分、この作家さんがトータルで好きになっていくかもしれません。
ともすれば、最近はみんな、きれいな絵というのが好まれているのか、
そんな絵が多い気がしますが、太い線でサササっと流れて
描かれているようなこの作品は絵がきれいだから、
というのを第一に考えている読者向けではないかもしれません。
一本の映画のような作品、ミニシアター的という言葉が漫画作品として
褒め言葉と言えるのか分かりませんが、まとまりがあって、
一つの映画を観終わった、という読後感がありました。
デビュー作である三才ブックスの本のことは知らないまま、
先に「Sunny~」をいつもの、「何となく気になったから」で読んでみたらとてもよかったです。
何にも囚われず、自由な風に見えるアン、
その自由が全ての人を幸せにしているわけではないけれど、
自由に生きていたところに、決して手放しで喜べる状況で
なくなっていく主人公のアンが、それでも
何故か自由に見えてしまうのです。
決して明るい未来が待っているとは思えないような現状に置かれていても、
何故か彼女は大丈夫な気がしてしまうのです。
そのため、読後は悲しみよりも爽快さが私を包みました。
しっかりしている作品だと思います。
ちなみにデビュー作はこちら。
頭の中ではブログで薦めているつもりでも
結局実際にブログで薦めていないままな本を一つ。
山本美希の『Sunny Sunny Ann!』です。
私は、多分、この作家さんがトータルで好きになっていくかもしれません。
ともすれば、最近はみんな、きれいな絵というのが好まれているのか、
そんな絵が多い気がしますが、太い線でサササっと流れて
描かれているようなこの作品は絵がきれいだから、
というのを第一に考えている読者向けではないかもしれません。
一本の映画のような作品、ミニシアター的という言葉が漫画作品として
褒め言葉と言えるのか分かりませんが、まとまりがあって、
一つの映画を観終わった、という読後感がありました。
デビュー作である三才ブックスの本のことは知らないまま、
先に「Sunny~」をいつもの、「何となく気になったから」で読んでみたらとてもよかったです。
何にも囚われず、自由な風に見えるアン、
その自由が全ての人を幸せにしているわけではないけれど、
自由に生きていたところに、決して手放しで喜べる状況で
なくなっていく主人公のアンが、それでも
何故か自由に見えてしまうのです。
決して明るい未来が待っているとは思えないような現状に置かれていても、
何故か彼女は大丈夫な気がしてしまうのです。
そのため、読後は悲しみよりも爽快さが私を包みました。
しっかりしている作品だと思います。
ちなみにデビュー作はこちら。
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